私たち屋久島ブルーツーリズム推進協議会(愛称:うお泊やくしま)は、私たちが思い描く青写真をビジョンとして言葉に表しました。
【1】私たちやそのフィールドとなる屋久島にはどんな独自の強みがあるのか?
【2】3年後、我々が社会に提供できる価値とは?
【3】その結果、社会からどう呼ばれたいか、どう呼ばれる存在になりたいか?
をうお泊やくしまメンバーで想いをぶつけ合いながら、ビジョンを作り上げました。
うお泊やくしまのビジョン
屋久島は、世界自然遺産の大自然(山、森、海、川、里という全体性のある自然)と暖流・黒潮が育んできた海の恵みによる魚食文化・社会を土台として、今も尚、水揚げ量日本一のトビウオをはじめ豊富な魚種かつ超新鮮な魚が食べられる環境が残っています。
「うお泊やくしま」は、この風土にこそ魅力を感じ、自然と関わるアクティビティや生活を愛する若者と子どもたちが多く、古きを大切にしつつも、新しいことに取り組もうとする活気があるという独自の強みを生かし、来島者が、屋久島で暮らす人々との交流により、島の暮らしや文化を体験しながら、食べる魚・食材がどこからやってきたのか?どのように獲られたのか?という「食の循環」を島の全体性の中で感じ、山や森だけではなく、屋久島のことを多面的に知り、屋久島の海やそこに棲む魚たちの大切さに気付くという価値を社会に提供していきます。
将来、「うお泊やくしま」は、屋久島に暮らす個性豊かな人々との交流や海の食の循環体験を楽しみながら、その風土に根ざした人との共同や自然環境を大切にする心を育てるという新しい概念である”うお泊”を屋久島から発信しているチームと呼ばれるようになっています。
海でのアクティビティができることも、美味しく新鮮な魚を食べられることも、今私たちの目の前にある自然環境があってこそだと思います。だからこそ、うお泊やくしまは、食の循環体験を通して、自然環境を大切にする心を養っていけたらと考えています。そして、うお泊やくしまを立ち上げた6つの事業者に関わらず、多くの方にこの取り組みに関わってもらえるような場作りをしていきたいと思います。